SIMフリーXperiaで楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を試してみました

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楽天モバイルのMNOサービス「Rakuten UN-LIMIT」のSIMが届いたので、楽天回線”非”対応機種の海外モデルのSIMフリーXperiaで試してみました。

結果を簡単にまとめると、下表の通りです。

エリア楽天回線パートナー回線
音声通話
Rakuten LINK
固定電話から着信〇
固定電話へ発信〇
携帯電話から着信〇
携帯電話へ発信〇
音声通話
標準電話アプリ
発着信×
SMSRakuten LINK〇
標準メッセージアプリ〇
Rakuten LINK〇
(受信できない場合あり)
標準メッセージアプリ×
データ通信

音声通話は、携帯電話からの着信はRakuten LINK、固定電話からの着信はVoLTEとなるらしく、日本のVoLTEに対応していない海外Xperiaでは着信ができないようです。着信履歴は残ります。

固定電話から着信できるとコメントを頂いたので試したところ、楽天回線エリア、パートナー回線エリア共に着信が確認できました。修正されたようです。
SMSは、送信元(企業などのSMS認証)により楽天回線に接続されていないと受信できない場合があるようです。

Rakuten LINKを使うには、アクティベートが必要です。アクティベートにはSMS認証が必要となりますが、パートナー回線エリアだと標準メッセージアプリでSMSが使えないため、最低一度は楽天回線エリアに行く必要があります。

海外SIMフリーXperiaでRakuten UN-LIMIT

海外モデルのSIMフリーXperia(海外Xperia)でRakuten UN-LIMITを試した結果や考察などを書いておきます。参考になれば幸いです。

APNとSIMステータス

APN設定は、APNに「rakuten.jp」を設定するだけなので簡単です。

モバイルネットワークの種類は、楽天MNOは4G/LTEのみなので念のため「LTE Only」にしています。

設定直後は電波を掴みにくいのでつかむまで待つか、再起動した方が良さそうです。

上記は、パートナー回線エリアでのSIMステータスです。電話番号が不明、Voice圏外、Data圏内です。LTEバンド26に接続されています。

Rakuten LINKのアクティベート

Rakuten Linkは、Rakuten UN-LIMITで無料通話するための電話アプリです。

Rakuten LINKを使うには、アクティベート(SMS認証)が必要になります。海外Xperiaだと、SMSは、楽天回線エリア内でしか使えないため、Rakuten LINKをアクティベートするには楽天回線エリアで行う必要があります。

1度アクティベートすれば、楽天回線エリア、パートナー回線エリアに関わらずRakuten LINKが使えます。VoIPなのでモバイル回線/固定回線に関わらずネットに接続されていれば通話かけ放題ということです。ただ、手帳型ケースに入れてると着信音が鳴りません。この辺に癖がありそう。

尚、Rakuten LINKをアクティベートしなくてもデータ通信は使えるので、通話不要ならアクティベートは必須ではありません。

音声通話とSMS

Android標準の電話アプリからの発着信は、楽天回線エリア、パートナー回線エリア共にNGです。iPhoneで発着信が出来たという報告が上がってるので、やはり海外XperiaではVoLTEが使えないようです。

SMSは、標準メッセージアプリでは、楽天回線エリアでOK、パートナー回線エリアでNGです。

Rakuten LINKのアクティベートを済ませてしまえば、楽天回線エリア、パートナー回線エリアに関わらずRakuten LINK経由で通話、SMSが使えます。

データ通信

my楽天モバイルで計測できる通信速度測定ツールの結果(左:楽天回線エリア、右:パートナー回線エリア)です。Googleの速度テストの結果と大差ないので信用できると思います。

今のところ悲劇的に遅いという結果は出ていません。20Mbps以上は安定して出ているので快適に使えます。100Mbps近く出ている方もいるようですが、問題はいつまでこの速度がキープされるかですね。

データ通信は、楽天MNOエリアなら使い放題、パートナー回線エリアなら2GB/月(4月22日から5GB/月)まで使えます。超過後は、128kbps(4月22日から最大1Mbps)です。

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Rakuten UN-LIMITの接続バンド

Rakuten UN-LIMITで接続されるLTEバンドは、楽天回線エリアはバンド3、パートナー回線エリアはバンド26でした。

LTEバンド3と26(18)は、海外XperiaのハイエンドモデルだとXperia X Performance以降の機種で対応しています。Xperia Z5が対応していなかったので、それ以前の機種も対応していないと思います。

ミドルレンジモデルは、Xperia X Compact F5321、Xperia X F5122が対応していますが、それ以外の機種は、確認した限り対応している機種はありませんでした。一応、バンド3に対応しているので楽天回線エリアなら使えるかもしれません。

国内Xperiaに目を向けると、ドコモとソフトバンクの機種は、バンド3に対応していますがバンド18(26)に対応していません。バンド3だけ使える利点を生かして、楽天回線エリアを探す用途や楽天回線の常時接続端末として使えそうです。

SIMロック解除対応機種および対応周波数帯 | NTTドコモ
SIMロック解除が可能な機種の周波数帯一覧 | ソフトバンク

auの機種は、auバンドが使うので全機種でバンド26(18)に対応しています。また、Xperia Z4 SOV31以降のau端末(Xperia 8を除く)は、バンド3にも対応しています。au端末最強か?Xperia Z4 SOV31より前の機種は、SIMロック解除対象外。

SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧 | au

楽天回線は、電波が飛んでいれば簡単に拾えます。詳しくは、下記ページに記載してあります。

まとめ

テストに使ったのは、Xperia XZ F8332とXperia XZ2 Compact H8324です。海外XperiaでもXperia X performance以降の機種なら、一応楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」が使えそうです。

海外SIMフリーだと通話とSMSが満足に使えませんが、使う予定がないので今のままで十分です。海外でもデータ通信2GB/月、海外→国内かけ放題というのが個人的に魅力的です。しばらく楽しみたいと思います。

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