プリインストールされているFile Commanderのファイル転送機能は、うまくアップロードできなかったり、ブラウザ越しでレスポンスが悪かったりで結局USBのお世話になりっぱなしでした。
先日買ったXperia X CompactにはFile Commanderがプリインストールされていなかったので代わりのものが必要になり、何かないか探していたら良さそうなアプリを見つけたので使ってみました。
無線LANのFTPサーバー Wi-Fi FTP Server

Wi-Fi FTP Serverは、Android端末をFTP Serverにするアプリです。
FTP Serverのアプリは他にもありますが、このアプリは機能がシンプルで起動中でも画面がきちんとスリープしてくれるので安心して使えます。広告も邪魔になりません。
使い方
起動と停止
アプリを起動するとサーバの起動画面(左)が表示されます。「スタート」で起動します。

起動すると画面(右)にFTPサーバの起動情報が表示されます。これらの情報でFTPサーバに接続する事ができます。
設定
家で使うだけならルートフォルダの設定のみで良さそうですが、匿名アクセスは不許可の方が安心かもしれません。外でも使うならユーザID、パスワードをきちんと設定して、FTPSを利用するのがいいと思います。

ルートフォルダにはいくつか選択肢(右)がありますが、思ったような動作をしてくれないので「カスタムフォルダ」を選んでください。
カスタムフォルダの選択
カスタムフォルダを選択するとフォルダの選択画面(左)に変わります。SDカードの左側の3本線をクリックするとストレージの選択(右)ができます。

「本体」「SDカード」から選択した方がFTPのホームディレクトリになります。両方同時には接続できないので、変えたい場合には設定しなおす必要があります。
設定を変更したらサーバを再起動(停止→起動)しないと設定が有効にならないので注意してください。
接続方法
接続にはウェブブラウザ、FTPクライアントソフト、Windowsならエクスプローラからも接続できます。自分は使い慣れているのでWinSCPを使っています。

ウェブブラウザやエクスプローラなら「接続と停止」のところで表示されている「サーバURL」で接続できます。ポート番号がFTPのデフォルトポート21ではないので注意してください。
ファイアウォールが邪魔をする可能性があるので「パッシブモード」を利用した方が無難です。
まとめ
パソコンとスマホのデータのやり取りが自由にできるようになり、どうしてこれまで使わなかったんだろう後悔するほどの便利さ。ワイヤレスメディア転送と同等まではいきませんが、十分代用できると思います。
ぜひ、試してみてください。