どうしようか考えている間に3月に突入してしまいましたが、幸いにも(?)3月分セキュリティパッチの配信はされていないのでシンガポール版にROMを焼き直してみました。
準備
準備というか今回の作業で使ったソフトウェアなどです。
- Xperia X Compact F5321
EXPANSYSで買ったギリシャ版 - XperiFirm 5.0.0
- シンガポール版FTFファイル
F5321_34.2.A.0.311_1304-8438_R2C.ftf - Flashtool 0.9.23.2
Android 7.0に対応している0.9.20以降を推奨
FTFファイルは作業日における最新版です。
FlashtoolでROM焼き
オプション選択画面が0.9.18.xの時とずいぶん変わっているので、私が使った設定を載せておきます。
Wipe
全てチェック
Exclude
AMSS_FSG、AMSS_FS_1、AMSS_FS_2、BOOT_DELIVERY、MODEM、PARTITIONにチェック
Misc TA
全てチェックなし
選択は基本的に0.9.18.xで除外していたBASEBAND、BOOTBUNDLEを同様に除外指定しているだけです。AMSS_FSG、AMSS_FS_1、AMSS_FS_2、MODEMがBASEBAND、BOOT_DELIVERYがBOOTBUNDLEに相当します。
PARTITIONは何となく除外しただけです。F5321はストレージ容量が32GBの1種類しかないのでチェックしてもしなくても違いはないと思います。
オプションの項目はAndroPlusの記事が非常に参考になります。
Xperia FTFの作り方 | AndroPlus
動作状況の確認
ROM焼きが完了したらService Info(電話アプリで「*#*#7378423#*#*」)のSofware Infoで結果を確認します。
Customization Versionが1304-8438_R2C(1304-8438はシンガポール版のCDA)に変わっているので無事焼けたようです。
Wipeし忘れではないと思いますが、シンガポール版にはPOBox Plus(バージョン3.3.A.2.8)が入っていました。自分で入れる必要がなくなったので助かりました。
まとめ
SO-02GではNFCプロセス暴走回避のためにNFCの無効化とかの作業が必要でしたが、グローバルモデルだとそんな心配はありません。またPOBox Plusのインストールも必要なかったので作業はROM焼きだけで呆気なかったです。
次のアップデートの配信状況が気になるところですが、シンガポール版でしばらく様子を見てみます。