5月23日に開催されたソニーの投資家向け説明会「Sony IR Day 2017」の資料の中で今年中にXperiaの新機種が2つ発売されることが明らかになりました。
ここ数年、秋期はSony Mobileからフラッグシップモデルとコンパクトモデルの2機種が発売されています。今年も同様にこの2機種が発売されると思いますが、資料を見る限りコンパクトモデルはハイエンドモデルになりそうです。
2015年に発売された「Xperia Z5 Compact」まで、コンパクトモデルにはフラッグシップモデルと同じハイエンドCPUをが搭載されていましたが、2016年に発売された「Xperia X Compact」ではミッドレンジCPUが搭載されました。
近年、ミッドレンジCPUでも必要十分な性能を持つようになったのでコンパクトモデルにはミッドレンジCPUで十分な気がしますが、Xperia X Compactの1機種限りでハイエンドモデルに戻るようです。
もう1つ資料から分かることがあり、どうやらXperia Xシリーズで登場したプレミアム・スタンダードモデルはどうやら廃止されるようです。
プレミアム・スタンダードモデルには「Xperia X」「Xperia X Compact」の2機種がありますが、その内の1つ「Xperia X」はそれまでにあった「Mシリーズ」を継承すると思われるモデル（シリーズ）で、スタンダードモデルと名付けられたXシリーズの象徴的なモデルだったはずです。しかしながら、プレミアム・スタンダードモデルの販売が思わしくない結果に終り、好調だったハイエンドモデルに注力するため廃止されるようです。
Xperia Xは、3-4万円台と比較的手が出しやすい価格帯でありながら、豊富なネットワークバンド対応や密かな防水対応など魅力的な機種だったので後継機種の発表を待っていましたが、残念ながら今回の発表で今後発売されないことが判明してしまいました。
今回の発表でXperia Xシリーズで捨てハイエンド路線に再び方針転換をしたことが確認されたわけですが、そうなると「Xperia Z Ultra」の後継機種が投入されるかもしれません。
今年3月には、Sony MobileUX商品企画部門 UX商品企画2部 統括部長の安達晃彦氏が「Xperia Z Ultraには非常に熱烈なファンがいらっしゃり（中略）何かしらの形で大画面端末はご提供したいと考えています。」とコメントしており可能性は否定できません。
今のところ2017年中の発売は無さそうですが、近い将来の発表に期待してもいいかもしれません。