Xperiaのミドルレンジモデル『Xperia M4 Aqua』が正式発表

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Sony MobileからXperiaのミドルレンジモデル『Xperia M4 Aqua』が発表されました。

公式ウェブサイトにも詳細がアップデートされているので、早速詳細を見ていきたいと思います。

>> Xperia™ M4 Aqua – Sony Mobile

Xperia M4 Aqua

通常であれば前モデルと比較したいところですが、Xperia M2から一気にM4まで飛んでしまうのと、性能を見るとXperia Z3Cと比較したほうが良さそうなのでXperia Z3Cと比較してみました。

Xperia M4 AquaとXperia Z3 Compactの比較

機種名Xperia M4 AquaXperia Z3 Compact
OSAndroid 5.0Android 4.4(*1)
画面サイズ5.0インチ4.6インチ
解像度1280×7201280×720
パネルの種類IPSIPS
CPUSnapdragon 615
1.5GHz 4コア
1.0GHz 4コア
Snapdragon 801
2.5GHz 4コア
RAM2GB2GB
Flash Memory8GB(E2303,E2353)
16GB(E2306)
16GB
外部メモリmicroSD 32GBmicroSD 128GB
SDXC supported
本体サイズ145.5×72.59×7.3127×64.9×8.6mm
重量136g129g
バッテリ容量2400mAh2600mAh
バッテリライフ通話:13時間17分
待受:779時間
通話:14時間
待受:920時間
カメラ13MP HD1080p20.7MP HD1080p
サブカメラ5MP Full HD1080p2.2MP HD1080p
防水IP65/IP68IP65/IP68
ネットワーク(*2)(*3)
SIMサイズnano SIMnano SIM
発売時期2015年春2014年秋
価格€299€499
*1 Android 5.0にアップデート予定
*2 下記に別途まとめました
*3 こちらのページをご覧ください

Xperia M4 AquaはXperia Z3Cと比較すると半回りくらいスペックダウンした機種のようですが、画面サイズ5.0インチ、解像度1280×720、Snapdragon 615/8コア、RAM 2GB、13MP HDカメラ、防水というのは、ミドルレンジと言う割には十分過ぎる性能ではないかと思います。

また、日本で発売予定がない機種という事ですが、最近ではこれまで海外では主流ではなかった防水にも対応するようになっており、全体的にミドルレンジモデルの基本性能は十分に満足出来るものになってきた印象です。

価格的にはXperia Z3Cと€200の差がありますが、価格差ほど性能差は無い印象を受けるので、Xperia M4 Aquaはそれだけ魅力的な機種に仕上がっているという事ではないかと思います。

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Xperia M4 Aqua(左側)とXperia Z3C(右側)の外観です。

Xperia E4では厚みが増した分、背面パネルの縁を丸く削った1枚パネルでしたが、Xperia M4 AquaはXperia Zシリーズを踏襲したデザインに仕上がっています。大きな違いはと言うと、側面部の構造がXperia Z3Cに比べるとシンプルになっています。この点はXperia Z3に近いので、Xperia Z3と比較すればよかったのかもしれません。

もう1つ注目すべき点は、キャップレス防水に対応したむき出しのUSBポートです。マグネット式の充電ポートについては、液晶モニタにマグネットを近づけるのはどうかと思っていたので、これが無くなってキャップレス防水のUSBポートに変わったのはかなりポイントが高いです。

Xperia M4 Aquaのネットワークバンド

Xperia M4 Aquaには、LTEの対応バンドの違いにより3つのモデルが存在するようです。

ModelNetword Bands
E2303UMTS HSPA+ 900 (Band VIII), 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE Bands 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20
E2306UMTS HSPA+ 900 (Band VIII), 850 (Band V), 1700 (Band IV), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE Bands 2, 4, 5, 7, 12, 13, 17, 28
E2353UMTS HSPA+ 900 (Band VIII), 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE Bands 1, 3, 5, 7, 8, 28, 40

3G/LTEの対応バンドを見てみると、E2303は欧州、E2306は北米、E2353はアジア、新興国に対応したモデルではないかと思います。

北米モデルはXperia E4gでもバンド12と13に対応するようになっていましたが、Xperia M4 Aquaでは更にバンド28にも対応しています。バンド28は北米では使う機会はなく、欧州モデルでは対応していない事を考えると、対応した理由が不明です。

E2353では、バンド40に新しく対応するようになっています。バンド40は豪州、中国、インド、南アフリカで利用(予定)されているLTEバンドです。

日本での利用を考えるとバンド1と3の2バンドになりますが、2015年導入予定のバンド28に対応しているE2353が将来的には良さそうです。

まとめ

Xperia M4 Aquaは、Xperia Z3Cと比較しても劣る点は少なく、オクタコア(8コア)のCPUやキャップレス防水のUSBポートという新しい要素を備えていたり、6~10万円もするようなハイエンドモデルに対して€299(約4万円)という価格は値ごろ感もあり、性能面でも価格面でも十分な機種ではないかと思います。

そう考えると、ヤフオクでXperia Z3Cが3万円台前半というのが、どれだけ異常な値付けであるかというのを再認識させられます。

Xperia M4 Aquaを見ていると、今後発表される予定のXperia Z4が非常に楽しみです。

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